お魚紹介シリーズ「アジ」持ち帰る方法から食べ方までを紹介!

釣れた魚の持ち帰り方や、保存方法、調理方法が分からない!そんな方に向けて、魚が釣れたら見て欲しいお魚紹介シリーズです!

今回は日本の食卓に最も身近な魚である「アジ」について、分かりやすく紹介しますので、最後までご覧下さい!

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アジはどんな魚!?

アジのステータス

釣り易さ ★★★★★ サビキ釣り、アジング、ジギング等で簡単に釣れます
釣り場へのアクセス ★★★★★ 日本全国の沿岸沿いに生息しているので、近場の海で釣れます
スーパーでの陳列頻度 ★★★★★ ほとんどのスーパーで売られています
価格 ★★☆☆☆ 比較的安価な部類であると思います
美味しさ ★★★★☆ 刺身、塩焼き、南蛮漬けなどの定番料理で美味しく食べられます

※独断と偏見により評価しております。

魚の種類と特徴

日本の食卓に並ぶアジは、実は「マアジ(真鯵)」「マルアジ(丸鯵)」2種類に分かれます。

以下のように生物学的にも違う種類に分類されていますが、一見すると同じ魚に見える程よく似ています。

マアジ:スズキ目アジ科マアジ属

マルアジ:スズキ目アジ科ムロアジ属

しかし、熟練した釣り人はこの2種を一瞬で見分けます。地元の釣り場でアジが釣れると隣のおじさんから「そりゃ、マル(アジ)やわ」と言われ、勝手に見分けて頂けることがあります(笑)

そのレベルに近づくためにも、それぞれの特徴と見分けるポイントを紹介します。

見分けるポイント マアジ マルアジ
①背中の色 黄色っぽい 青色っぽい
②ゼンゴの長さと湾曲 長めで曲がりが急 短くて曲がりが緩やか
③小離鰭(ショウリキ)有無※尾の付け根の小さなヒレ 無し 有り
④体高 比較的高め 低めで丸みがある

一番分かりやすい違いは③の小離鰭(ショウリキ)の有無なので、これだけでも覚えておきましょう。

遠目には見分けが付きにくいので、熟練した釣り人でも間違えて言ってくる可能性があります。そのときはズバッと言い返しましょう(笑)

生息地と分布

アジは、日本近海を含む太平洋西部の暖かい海域に広く分布し、沿岸の岩礁や海中林等に生息しています。そのため、近くの海で比較的簡単に釣れる魚です

アジの持ち帰り方と保存方法を紹介!

釣れたら「氷海水」に入れて氷締めをしよう!

釣れたアジは、すぐに「氷海水」に入れましょう!魚は針にかかった時点から釣り上げられた後も、とにかく暴れて体温が上昇しています。そうすると身の鮮度が落ちるので、すぐに冷やすことが鮮度を保ち、新鮮な状態で持ち帰るための重要なポイントになります!

また、この海水氷は作ってから十分冷えるまでに時間がかかるため、釣りを始める時点で作っておくことも大切なポイントです。魚が釣れてから慌てて作ると、海水が冷えるまでの間に魚の鮮度が落ちていくので、常に冷えた状態にしておきましょう。

もう一つ大切なポイントがあります。それは、氷海水の海水濃度を維持することです。釣られる前の魚は海水100%の環境で、体内の塩分濃度を自ら調整することで生きています。

「真水」による氷水で直接魚を冷やすと、真水と海水では塩分濃度が違うため、浸透圧により魚の体内に真水が入り込んでしまい、身がブヨブヨになってしまいます。

なるべく海水濃度を下げないために、できれば氷海水に入れる氷はビニール等に入れたままで溶け出した水が海水と混ざらないようにしておきましょう。

ここで「氷海水」はどうやって用意するんだ!?という方に上記の注意点を考慮したオススメの「氷海水」の作り方を紹介します。

  • 凍らせた保冷剤をクーラーの底一面に入れて釣り場へGO(保冷剤がない方は、凍らせたペットボトルでもOK)
  • 釣り場へ着いたら、水汲みバケツ等を使ってで海水をクーラーへ入れる

こんな簡単に「氷海水」は作れますので、魚を新鮮な状態で持ち帰るためにも、是非、実践してみてください。

ただ、この氷締めは比較的小さい魚向けで、中型~大型魚の場合は、脳天締めや血抜きなど、新鮮に持ち帰る方法が変わりますので、他の魚の記事も参考にして頂ければと思います。

  • 釣ったらすぐに「氷海水」に入れて氷締めしよう!
  • 釣る前に「氷海水」を作っておこう!
  • 真水の氷を使う場合は、溶けだした水が混ざらないように注意しよう!

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新鮮なまま持ち帰ろう

釣りが終了して、「氷海水」に入れた魚を持ち帰る時は、次の3点に注意しましょう。

  • クーラーボックス内の海水を抜き、氷だけにする
  • 魚をビニール袋などに入れて、氷との接触を避ける
  • 氷が少なければ、追加する

魚を持ち帰るまでは、引き続き冷やし続けましょう。海水を抜きつつ、クーラーボックスを軽くしてから持ち帰って大丈夫です。

また、魚の身が氷に直接当たると変色してしまうので、できればジップロックなどの水を通さないビニール袋に入れることをお勧めします!

冷蔵保存について

持ち帰った魚を冷蔵保存する際は、下処理をしっかり行うことが重要です。内臓をしっかり取り除くことと、水分をしっかり拭き取ることで保存性が高まります。

また冷蔵保存する際は、魚をジップロックに入れ脱気しましょう。空気を減らすことで酸化を抑え、より鮮度を保つことが出来ます。冷蔵保存で4日程度は鮮度を保つことができます。

冷凍保存について

冷凍保存をする際も、冷蔵保存の場合と同じく内臓と水分をしっかり取り除き、脱気した状態で保存してください。

冷凍保存の場合は、2週間程度の保存ができます。

解凍方法

冷凍した魚を解凍する際は、魚を袋に入れたまま氷水に浸けて解凍を待つ方法がベストです。時間がなければ袋に入れたまま流水で解凍する方法で良いと思います。

常温で解凍してしまうと身がブヨブヨして美味しくなくなってしまうので要注意です!

アジを美味しく食べよう!

アジに含まれる栄養成分

アジは高たんぱくで低脂質・低糖質の健康的な食材で、1尾約100g程度に約20gのたんぱく質が含まれています。PFCバランス(P:タンパク質、F:脂肪、C:糖質)に優れており、筋トレ大好きな私にとって非常に魅力的な食材です。

料理しない人にもオススメのアジ料理

普段料理をしないあなたに簡単で美味しく食べられるオススメ料理は、ズバリ「アジのなめろう」です!

簡単!オススメ手抜きレシピ!

※写真準備中

  • ゼンゴ、内臓、ウロコを取り除く
  • 三枚おろしにして皮を引き取り、お刺身サイズよりも細かく刻んで器に入れる
  • 別の器で醤油・味噌・生姜(チューブでOK)を適当に混ぜ合わせ、細かく切った長ネギを加えて更に混ぜる
  • アジの入った器に③を入れて混ぜる

何ともざっくりな男のレシピですが、結構いけます。更にニンニクを混ぜ合わせるのもオススメです!

「アジのなめろう」は簡単に作れる割にちょっと手の込んだ料理に見えるので、釣りに行ってばかりで家族に面目が立たない方は、名誉挽回のために是非とも挑戦してみてください!

アジの釣り方を確認しよう!

アジの釣り方をチェック!

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お魚紹介シリーズ「ハオコゼ」毒魚の知識をつけておこう!»

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