家族釣りシリーズ:サビキ釣りで楽しむ初めてのファミリーフィッシング〈釣り場編〉
子供に自然体験をさせてあげたいお父さん・お母さんも多いと思いますが、その中でも海に囲まれた日本では自然体験の出来る釣りは人気のアクティビティだと思います。
しかし、道具や釣り方、釣り場やマナー、安全性など分からない事が多くて中々釣りに行けない方も多いかと思います。そんな方に向けて、親子釣りに特化して超初心者でも安全に楽しく釣りが出来るように紹介していきます。
ファミリーフィッシングの代名詞とも言える「サビキ釣り」について、「道具編」、「釣り方編」、「釣り場編」と3部構成で分かりやすく紹介していきます。こちらの記事は第3部の「釣り場編」としてサビキ釣りの釣り場についてします!
トミー
仕事場では鍵盤を叩き、陸ではジムでダンベルを持ち上げ、海では魚を釣り上げる、まさに異色の三刀流。サウンドクリエイターとしての感性と、筋トレ...
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家族釣りで行く釣り場の探し方
大人だけで行く釣りとは違い、家族釣りの場合は子供を第一に考えなければなりません。家族釣りで釣り場を探す上で幾つかポイントを紹介しますので、是非確認してみてください!
家族釣りをする際の釣り場の条件
- 駐車場が近くにあるか
- トイレが近くにあるか
- 釣り場が落水対策をしているか
- 自販機が近くにあるか
- 公園が近くにあるか
駐車場とトイレは家族釣りの場合は、必須の施設になります。また、3の落水対策として柵を設けている所もあるので、小さいお子さんがいらっしゃる場合は検討が必要です。
釣り場の探し方
それでは上記を踏まえて近くの釣り場の探し方を紹介します。
「釣り公園」を探す
都市近郊で家族釣りをする場合や超初心者の方が釣りに行く場合は、釣り公園に行く事をオススメします!
釣り公園は、上記の条件を満たしている事が多く、臨海開発の1つとして建てられている場合は、近くに商業施設や大きな公園が隣接している事もあります。
最近の釣り公園は柵が設けられている所も多いので家族釣りでも非常に安全に釣りをする事が出来ます。また、場所によっては、釣り具のレンタルや、釣り餌・釣り道具の販売なども行っている所もあります。
釣り公園の注意点としては、休日は非常に賑わう事が多い為、営業開始から釣り場に行く事をオススメします。また、休日などは人が多い為、釣り方の制限が設けられている場合があるので釣り公園の看板を注意深く確認してください。
近くの釣り公園を探す時は、Googleマップで自宅から近い海に移動し「釣り公園」や「海釣り」等で検索してみてください。
※東京都、茨城県については撒き餌が禁止されている為、サビキ釣りにおいてもカゴにアミエビ(撒き餌)を入れる釣りが禁止されています(指し餌はOK)。それ以外の地域についても、撒き餌については使用が細かく設定されている場合がありますので、釣り公園以外の釣り場でサビキ釣りをする場合は、各地域の水産課に問い合わせる事をオススメします。 |
関東近郊のサビキ釣りが出来る釣り公園
・本牧海釣り施設(神奈川県)〈有料〉
有料ではありますが、管理がしっかり行き届いておりお子さんが居ても安心して釣りが出来ます。土日はかなり混雑するので朝から釣りをする場合は営業開始前に並ぶ方も多いです。竿の本数など利用する際の注意点は細かく設定されているので、行く前に必ずチェックしておきましょう!
・大磯海釣り施設(神奈川県)〈有料〉
管理がしっかりしているので、家族釣りでも安心して釣りが出来ます。こちらは専用のアプリで入場予約も出来るので予め予定を決められる方はオススメです。本牧同様に利用についての注意点は細かく設定されているので、行く前に必ずチェックしておきましょう!
・オリジナルメーカー海釣り公園(千葉県)〈有料〉
管理がしっかりしており、家族でも安心して釣りが出来ます。海を見ながら食事が出来る展望レストランもあります!こちらも利用の際の注意点は細かく設定されているので、必ずチェックしてから行きましょう!
安全に家族釣りをするポイント
- 天気予報を事前に確認しておこう
- ライフジャケットは必ず着用しよう
- ビーチサンダルではなく靴を履こう
- 釣り場の安全確認をしておこう
- 仕掛け投入の際は周りを見渡そう
- 釣り針を子供に触らせないようにしよう
- 毒魚に注意しよう
- 夏場の釣りは熱中症対策を必ずしよう
1.天気予報を事前に確認しておこう
釣りをする際には必ず天気予報を確認しましょう。特に風による影響が大きく、雨が降っていなくても波浪注意報などが発令されている場合もあります。風が強いと波が高くなり易く、高潮などの危険性も大きくなります。基本的に海側から風が吹いてくる時は波が高くなり易いです。毎年、高潮による事故も多い為、防波堤などで釣りをする際は、安全に釣りをする為にも必ず天気予報を確認するようにしましょう!
2.ライフジャケットは必ず着用しよう
ライフジャケットはもし落水してしまった際に命を守る大切なものです。海に落水する事は滅多にないかもしれませんが、目の前に海があって落水が絶対にないとは言い切れない以上、家族の命を守る為にも着用すべきです。
ライフジャケットは、膨張式でガスで膨らむタイプと固定式の浮力材が入ったフローティングタイプの2種類があります。大人はどちらも着用出来ますが、お子さんについては固定式の方が落水時の姿勢も固定しやすいので良いです。
ライフジャケット | 商品リンク | ポイント | 種類 |
---|---|---|---|
Bluestorm モーゲットウエスト BSJ-9320RSII |
自動膨張型(落水時に自動で膨張)の腰に装着するコンパクトタイプなので釣りの邪魔にならず、様々な体型にフィットします。型式承認品(桜マーク)のAタイプの為、遊漁船など全ての小型船舶の乗船時にも使用できます。 | 膨張式ライフジャケット |
Bluestorm ヒューペ BSJ-212I |
子供用(身長80~100cm/体重10~15kg未満)の固定式ライフジャケットです。型式承認品(桜マーク)のAタイプなので全ての小型船舶乗船時にも使用できます。 | 固定式ライフジャケット |
Bluestorm ヒューペ BSJ-212C |
子供用(身長100~120cm/体重15~25kg未満)の固定式ライフジャケットです。型式承認品(桜マーク)のAタイプなので全ての小型船舶乗船時にも使用できます。 | 固定式ライフジャケット |
Bluestorm ヒューペ BSJ-212Y |
子供用(身長120~150cm/体重25~40kg未満)の固定式ライフジャケットです。型式承認品(桜マーク)のAタイプなので全ての小型船舶乗船時にも使用できます。 | 固定式ライフジャケット |
Bluestorm 高階救命器具 ボンベキット 16HR6F |
モーゲットウエスト BSJ-9320RSIIに使用できるボンベキットです。 |
3.ビーチサンダルではなく、靴を履こう
良くサンダルで釣りをされている方を見かけますが、サンダルは露出部分が多く底が柔らかい為、針などが刺さってしまう危険やつまづいて落水してしまう危険性も高まります。特にお子さんについては、ご注意してください。
夏場で熱い場合は、tevaやkeenなどの靴のように履けるサンダルがオススメです。
4.釣り場の安全確認をしておこう
釣り公園にしても立ち入り禁止区域が設けられている場所があります。こういった場所は潮当たりが強かったりして危険な場所も多いので、絶対に入らないようにしましょう。人が多く釣り場が無い時とかにこういった場所に入ってしまっている人も見かけますが、マナー違反以前に危険が伴います。
5.仕掛けの投入時は周りを見渡そう
釣りに夢中になっていると周りの状況が見えなくてトラブルになる事もあります。特に、仕掛けの投入時は仕掛けを振り被る場合などは、釣り場の後ろを通っている方に引っかけてしまうとケガをさせてしまうので、仕掛けを投入する際は親が必ず確認している中でやりましょう。
6.釣り針を子供に触らせないようにしよう
釣り針は、魚が掛かった際に逃がさないように、針の先に返しがついています。これが人に刺さってしまうとかなり危険なので、お子さんの年齢によっては、親が必ず扱うようにしましょう。もし針が刺さってしまった場合は、無理に抜かずに糸を切ってそのまま病院へ行くことをオススメします。
7.毒魚に注意しましょう
家族釣りで行くような防波堤や釣り公園にも毒魚はいます。釣りの初心者だと毒魚だと気づかないで触ってしまう事も多いので、家族釣りでも釣れる毒魚について紹介しますので、事前に必ず確認してください!
特に、オコゼとカサゴの見分けが付かないで触ってしまう事も多いので注意してください。
家族釣りで釣れる毒魚
8.夏場の釣りは熱中症対策を必ずしよう
釣り場は基本的に日除けがありませんので、帽子、ラッシュガード(日焼け対策)、サングラスなど熱中症対策は必ずしましょう。また、クーラーボックスで冷たい飲み物や体を冷やす用の保冷剤も持参しましょう。
クーラーボックス | 商品リンク | ポイント | サイズ |
---|---|---|---|
ダイワ クールラインα ライトソルト 10L |
防波堤釣りに丁度良い大きさで、500mlペットボトルが縦に8本収納可能! | 10L |
釣りマナーのポイント
- 隣の釣り人との距離を確保しよう
- 竿は一人一本までにしよう
- 帰る時は釣り場の清掃とゴミの持ち帰りを徹底しよう
- 必要以上に物を持ち込まないようにしよう
- 駐車禁止場所または判断が難しい場合は駐車しないようにしよう
- 船が優先!漁船の邪魔にならないようにしましょう
- 釣り場のルールを確認しよう
1.隣の人との距離を確保しよう
釣り公園は休日などではかなり混む事も多いので隣の釣り人との距離も保ちにくい所もありますが、それでも隣との距離は5m以上は空けておいた方が良いです。
また、海は潮流によって流れがあるので、投入した時は自分の目の前でも、しばらくすると隣の方まで流されてしまう事もあります。混んでいる場合は仕掛けを遠くに投げないようにしましょう。釣り公園などでは人が多い休日などは投げ釣りを禁止している所もあります。
人が多くてもマナーを守らず遠投している釣り人もたまに見かけますが、トラブルを避ける為にも出来ればそういった人の近くには入らないようにしましょう。
2.竿は一人一本までにしよう
家族釣りでは一緒に行く人も多くなるので、出す竿は一人一本までにしましょう。またお子さんが小さい場合は、親がつきっきりで見ておいた方が良いので、その場合は子供の分の竿数が望ましいと思います。慣れてきてから親の分の竿を出す感じが良いかと思います。
竿を多く出すと、その分占有してしまう海の領域も多くなってしまう為、隣とのトラブルも多くなってしまいますので注意が必要です。また、釣り公園によっては、竿の本数に制限が場合があるので事前にチェックしておきましょう。
3.帰る時は釣り場の清掃とゴミの持ち帰りを徹底しよう
良くニュースでも見聞きしますが、釣り場はみんなの場所なので必ずゴミの持ち帰りを徹底してください。釣りの際に使った仕掛けを危ないからという理由で釣り場に捨ててる方も見かけますが、それにより別の方がケガをしてしまうかもしれません。仕掛けも必ず持ち帰りましょう。
サビキの仕掛けを捨てる際は、自宅に持ち帰り針の部分だけをカットして自治体のルールに従って刃物などと同じ形で捨てて下さい!
また、釣り場がエサなどで汚れてしまっている場合は、水くみバケツ汲み上げた海水で流して綺麗にしてあげると次の方も気持ちよく釣りが出来ます!
4.必要以上に物を持ち込まないようにしよう
家族釣りだとお子さんの着替えや飲み物、食べ物なども必要になってくると思います。こういった必要なものは必ず持って行く必要がありますが、テントやBBQセットなどキャンプさながらの道具を持ち込んでおられる方もたまに見かけます。
釣り公園などはそもそも禁止している所もありますが、テントやBBQセットなどは無くても気持ちよく釣りは楽しめます。周りの方の迷惑にもなるので、必要以上の物の持参は控えるようにしましょう!
5.駐車禁止場所または判断が難しい場合は駐車しないようにしよう
こちらもたまにニュースになる駐車場問題ですが、防波堤や港湾部は基本的に漁師さん達が仕事をするための場所でもあります。空いている場所だと思って勝手に駐車してしまうと作業をされている方々の邪魔をしてしまうので、必ず駐車場に車を停めるようにしましょう!
6.船が優先!漁船の邪魔にならないようにしましょう
漁港や港湾部では漁船や作業船など様々な船が通りますが、釣り人がこれらの船の邪魔となる事は漁業法に基づき禁止されています。仕掛けを投入している場所に漁船が通る際は、必ず仕掛けを引き上げ邪魔にならないようにしましょう。
7.釣り場のルールを確認しよう
釣り公園などでは独自のルールを定めている場合も多いです。また、混雑状況によっても変わる場合があるので、必ずホームページや釣り場の看板などでルールを確認しましょう。
以上が、「釣り場編」となります。
初めて釣りをされる方は、初めて見聞きする内容もあるかもしれませんが、いずれも自分達と周りの方たちが安全に気持ちよく釣りをする為のものなので、それほど変わった内容ではないかと思いますので、是非参考にして頂ければと思います。
「道具編」「釣り方編」「道具編」と3つに分けての紹介となりましたが、いかがだったでしょうか?初めて釣りに行く場合は、分からない事も多いと思いますが、最低限の家族釣りに必要な情報は紹介できているかと思います。
家族で釣りをする醍醐味はみんなで驚きとワクワクを味わえる所にあります!早速、釣りの準備をして釣りに出かけましょう!!
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