家族釣りシリーズ:サビキ釣りで楽しむ初めてのファミリーフィッシング〈釣り方編〉

子供に自然体験をさせてあげたいお父さん・お母さんも多いと思いますが、その中でも海に囲まれた日本では自然体験の出来る釣りは人気のアクティビティだと思います。

しかし、道具や釣り方、釣り場やマナー、安全性など分からない事が多くて中々釣りに行けない方も多いかと思います。そんな方に向けて、親子釣りに特化して超初心者でも安全に楽しく釣りが出来るように紹介していきます。

ファミリーフィッシングの代名詞とも言える「サビキ釣り」について、「道具編」、「釣り方編」、「釣り場編」と3部構成で分かりやすく紹介していきます。こちらの記事は第2部の「釣り方編」としてサビキ釣りの釣り方について紹介します!

「道具編」
「釣り方編」
「釣り場編」

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サビキ釣りの基本

サビキ釣りは他の釣り方に比べて非常にシンプルで、初心者でも簡単に始められます。さらに、サビキ釣りは安全に配慮しやすい釣り方であり、比較的短時間で釣果を上げやすいため、子供たちが飽きることなく釣りを続けられる点も大きな魅力です!

そもそもサビキ釣りとは!?

サビキ釣りは、サビキという針が複数ついた仕掛けエサを入れるカゴを一緒に使って、カゴに入れたエサを竿を振ってエサを海中に漂わせて魚を寄せ、エビに装飾したサビキの針に食いつかせる釣り方です。

サビキ釣りの仕組みはこのような簡単なしくみですが、複数の針の周りに集魚する為のアミエビを撒いて釣るので、非常に効率的に魚を釣る事が出来ます。

サビキ釣りの釣り方

それではサビキ釣りの釣り方について紹介していきます!お子さんと楽しく釣りをするには、親御さんがちゃんとした釣り方を知っておいた方が釣果にも繋がるので、是非しっかり確認してみてください!

それでは、サビキ釣りの手順を見てみましょう。

サビキ釣り手順

という手順です。それでは、細かく手順を確認していきましょう!

①棚を設定しよう

まずは、ウキ止めの位置を変更し、サビキを落とす深さ=棚(たな)を決めなければいけません。サビキ釣りは、一番深い棚から始め、釣れなければ徐々に上の方に棚を変えていく方法が良いです。魚が釣れる棚にバッチリ合った時は集中的にその棚を狙います!

底の取り方(一番深い位置)を確認しましょう。仕掛けの投入方法が分からない場合は、「③仕掛けを投入しよう」を先にチェックしてみてください!

※底取りの際はエサはまだ入れません!

③まで行けば、底を取った状態になります。始めは仕掛けを落としては上げての繰り返しなので面倒ですが、棚を正しく設定する事は釣果に直結します!

初心者の方のサビキで、ウキを使わず釣られている方もよく見かけますが、周りが釣れているのに初心者の方だけ釣れないという状況は棚が正しく設定出来ていない事が多いです。

ちなみに、隣にいる方が同じような釣りをしていて魚が釣れているようであれば、棚を聞いてみるのも良い方法です!

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②カゴにアミエビを入れよう

アミエビは中々な匂いを放ちますが、これが魚が美味しいと思わせるポイントです。頑張ってカゴにアミエビを入れましょう。チューブ型のアミエビであれば、匂いも少なく手も汚れずにエサを入れる事が出来ます。

また、道具編で紹介した「すいこみバケツ」は、手を汚さずに素早くエサ入れが出来るので非常にオススメです。

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③仕掛けを投入しよう

カゴにアミエビを入れたら、いよいよ仕掛けを海に投入です!基本的には竿を振り被るような投げ釣りではなく、釣り場から10m以内にチョイ投げする程度の範囲で釣りをします。

仕掛けの投入の前に重要なリールの使い方を覚えておきましょう。

まず、ベールを上げて糸を人差指に引っかけていつでも糸が出せる状態を作ります。

 

そして、振り子の要領で下から上へ竿を振って、真ん中を過ぎた辺りで人差指の糸を離します。

 

これだけですが、重めの仕掛けであるサビキ釣りであれば、10m程度は飛ばせます!

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④竿をシャクってエサを放出させよう

仕掛けを投入してウキが立ったら、竿を大きくシャクってカゴからアミエビを放出させます。2,3回大きく竿をシャクりましょう。

⑤しばらく放置してアタリがなかったら再度シャクってエサを放出しよう

放置する時間はまちまちですが、手前で放出したエサが潮で流されてしまったら魚が寄ってこないので、5分程置いてアタリが来なかったらシャクってみましょう。針自体にエビの装飾がされているので、エサがなくなっていても魚が食ってくることもあります!

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⑥5を3回くらいやってアタリがなかったら、2からやり直ししよう

エサは3回くらいシャクるとほぼ全てのアミエビが放出されてしまいますので、仕掛けを上げて、アミエビを入れ直しましょう!

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⑦数回投入してアタリがなかったら、1まで戻り棚を浅くしよう

何度か仕掛けを投入しアタリがない場合は、棚を浅くして狙う層を変えてみましょう。底から攻めていくのでドンドン浅くしていきますが、潮の満ち引きによって今まで釣れていた棚が釣れなくなったり、今まで釣れなかった棚で釣れたりします。

ですので、一度試した棚でも再度試してみると釣れる事は良くありますので、棚を下から上まで必ず試していく必要はありません。ですが、周りが釣れていない時にはしっかり魚を探索する事は釣果を上げる為に必要な手順となります!

また、潮止まりでは魚は釣れにくくなるので、覚えておいてください!

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⑧ウキが沈んだら竿をしゃくって「合わせ」をしよう

「合わせ」とは魚の口の中に針が入った瞬間に竿をシャクって針をしっかり掛ける事を言います。サビキの針は針先に返しが付いているので、そこまで貫通すれば魚が暴れても針が抜ける事が少なくなります。

ウキがチョンチョンしている内は、まだ針が口に入っていないので、明らかに強い沈み込みを感じたら、「合わせ」をしましょう。最初の内は慣れないので失敗する事も多いと思いますが、自分の合わせで魚が掛ける感覚はまさに自然を相手にしている気がします!

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⑨魚の引きを楽しみながら、リールを巻いて魚を引き上げよう!

魚が掛かったら急がずに竿を上方向に上げた状態にしてリールを巻きましょう。このことを「竿を立てる」と言いますが、この状態にする事で、竿のしなりで暴れる魚に追従してくれるので、バレにくくなります。特に思いがけない大物が掛かった時には、「竿を立てる」事が非常に大事です。

釣りの最大の魅力は間違いなく魚の引きです!お子さんもこの引きを体験する事で、自然を相手にする感動を覚えるはずです!釣りでないと絶対に体験できないものです。是非、魚を釣り上げて家族で感動を分かちあって下さい!!

 

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魚が釣れない時の対処法

魚が釣れやすいサビキ釣りといえど、残念ながら魚が釣れない時ももちろんあります。そんな時に是非試して欲しいポイントを幾つか紹介しますのでどうにも魚が釣れなくなったら試してみてください!

これをやれば必ず釣れる!というものでは決してないので、その辺りは悪しからず、、、(笑)

潮の状況を確認する

海には日によって変わる潮汐(ちょうせき)と時間によって変わる潮差があり、日によって干満の差が大きくなったり小さくなったりします。魚の活性は潮の満ち引きに大きく左右されるので、潮の状況を確認しておく事は非常に大事です。

潮は場所によって変わるので、釣り場の潮を調べる際は、「地名+潮見表」とかで調べると簡単に分かるので是非調べて下さい。

一般的には、潮止まりの時間帯は魚の活性も下がり釣れない事が多く、潮止まりの前後などは魚の活性が高い事が多いです。また、場所によっては下げ(満潮から干潮)の方が釣れるとか、上げ(干潮から満潮)の方が釣れるなど潮が動いていても地域によって様々なので、良さそうなポイントがあったら何度か通ってみる事でこういったポイントも分かるようになります。

サビキの針に「オキアミ」を付けてみる

オキアミはアミエビよりも大きなエビで針にエサとして付ける「刺し餌(さしえ)」と言われるものです。オキアミを付ける事により、エビに模した針よりも集魚効果が高くなり魚が釣れる可能性が高くなります。

しかし、オキアミが大きすぎたりすると返って食いが渋くなることも多いので、サビキに合った、S~Mサイズのオキアミを付けましょう!

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ヒロキュー 生イキくん ツインパック レギュラー Mサイズ

オキアミと言ったら「生イキくん」と言える程、昔からあるオキアミ。冷凍しても鮮度が落ちません!

岸壁スレスレを狙ってみる

岸壁には魚のエサとなる海藻や貝などが多く付着している為、岸壁にくっ付いている魚も多いです。岸壁スレスレにし過ぎると、海藻や防波堤に針が引っ掛かってしまうので、波が落ち着いていている時に岸壁から50cm程度を目安に狙ってみてください。

防波堤の継ぎ目や角を狙ってみる

岸壁側の中でも防波堤の継ぎ目や角になっている部分は特にエサなどが多く、魚が付いている事が多いので狙い目です!とはいえ、中々釣り場が混んでいると防波堤を自由に行き来は出来ないので、近くにそういったポイントがある場合や、人が少なく移動しても周りに迷惑をかけない状況で狙ってみましょう!

防波堤の先端で釣ってみる

防波堤の先端は外海からの潮を強く受ける為、エサが豊富な事が多く狙い目です。また、先端で内側~外側まで狙えるので色んな魚が釣れる可能性が高いです。

ただ、非常に防波堤の中でも人気なので、空いていない場合は無理に入る事は避けて下さい。また、先端だから釣れない事も多く、潮の当たりが強すぎて魚が居ないという事も多いので、あくまでもポイントの1つとして考えておくのが良いです。

そういう日もあると言い聞かせる(笑)

釣りは生き物を相手にするので、全く釣れない時もあります。いわゆる「ボウズ(1匹も釣れない事)」です。しかし、釣りは魚が釣れなくても、大きな海を見ながら潮風に吹かれるだけでも十分にリフレッシュできます!また近くに公園がある釣り場もあるので、そういう釣り場に行けばもしお子さんが釣りに飽きてしまっても安心です!

以上が、「釣り方編」になります。

やはり釣りに行く以上は、何かしら魚を釣り上げてこその楽しさがあります!これまで挙げたポイントさえ押さえておけば、釣り上げる事は難しくありません!

すぐに釣果が出ない場合も釣り場によってはあるとは思いますが、釣果が出るまではなるべく通ってみる事も大事です!

そして、サビキ釣りの道具を揃えて、釣り方を勉強したので、次はいよいよ釣り場について紹介します。

ここでは、家族釣りをする為に釣り場を探す上でのポイントの紹介や実際の釣り場の紹介、また初めて釣りをされる方が特に不安だと思われる釣り場のマナーや安全に釣りをする為のポイントを紹介します。

是非、「釣り場編」もチェックしてみてください!

「道具編」
「釣り方編」
「釣り場編」
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